大学進学に伴い、息子が一人暮らしを始めました。
息子が使っていた部屋は、ほぼ空っぽに。
元々、あまり物がない息子だったので、部屋に残っているのは、思い出の物と布団のみ。
整理、掃除して、全ての荷物をクローゼットの中に収めました。
なぜ、こんなにサッサと片づけたのか。
思いや考え、実際にやったことをまとめてみました。

残した部屋の掃除までが引っ越し
そもそも、息子の部屋は散らかっているのがスタンダード。
残念ながら、母が片づけの仕事をしていたら、息子も片づけが得意というわけではありません!
引っ越しの準備も、ギリギリ。さすがにお尻を叩いて、やるように催促しました。
結果、必要なものを部屋から運び出して、ざっと掃除機をかけて終了。
引っ越しが終わり自宅に帰ると、息子の部屋は、また明日にでも帰ってくるのでは?という状態。
ベッドに残った布団はグチャグチャ、窓周りや部屋の隅は埃だらけ、床の汚れもそのまま。
本人なりに掃除したつもりのようでしたが、日常の掃除と同じ程度。
家を出るという実感がピンと来てなかったのかもしれません。
最後の掃除まで、もっと本人にやらせれば良かったというのが、反省の一つです。
部屋に残った物を分ける
部屋に残ったのは、主に思い出のものたち。
棚に埃をかぶって置いたままのものがあったので、写真に撮って要不要を息子に確認。
必要なものは、箱に入れて保管。
もらったり買ったりして、いくつかあったぬいぐるみは、う〜ん…要らない、とのこと。
息子が自分で旅行で買ったぬいぐるみは、私が捨てるのに気が引けたので、洗濯して息子の家に。
息子が生まれた時の重さのぬいぐるみも、洗濯して、家に置いておくことにしました。
棚が空っぽになったので、一つはクローゼットに入れ込んで収納量をアップ。

クローゼットのハンガーパイプは使わないので、棚にした方が空間が有効活用できます。

もう一つは、ベランダへ移動して、屋外の物置に。

なんとなく、床に置かれていたものが、棚に入ってスッキリ。屋外用ではないですが、雨が直接かからない場所なので気にせず。

残ったのはベッドだけ。帰った際に使うつもりでいたのですが、マットレスの汚れ方があまりに酷く、男子臭も染み付いていたので、やはり処分することに。
15年ほど使ったので、もう寿命は全うしたでしょう・・・

カーテンは、レースだけ洗濯して残すことにしました。
必要なものだけにしたら掃除する
その後、ベッドを粗大ゴミに出したら、部屋には何もなくなりました。

4月にはこの状態になっていたので、facebookで友人から驚かれました w
私は、部屋を空っぽにしたかったというよりも、キレイに掃除したかったんですよね。
息子が居る時は、本人に任せていたので、声掛けはしていましたが、掃除のクオリティーは息子基準。
部屋で飲み食いもするので、そこに埃が積もれば、カビの温床にも・・・キャー!!
何もなくなったら、スルッと掃除できました。あースッキリ!
窓は、雨の日を見計らって、ガラスも網戸も水で洗浄。
うちはマンションなので、下の階に影響が少ない、雨の日に掃除をすると最適なのです。
壁の埃も取り除き、掃除機をかけ、雑巾掛けしてスッキリ。
気がかりポイントが行動のきっかけ
私にとっては「汚れている使わない部屋を放置」しておくことが、気がかりになるのかなと。
使わない部屋でも、掃除されている部屋であれば、ここまで「すぐに片づけたい」とは思わなかったと思います。
息子の使っていた部屋は、日々の生活に、全く支障のない位置。
でも『そこに汚れた部屋がある』ことを、毎日認識してしまうのです。
なぜかというと、リビングの脇にある部屋なので、常にドアを目にしちゃうのです。

どうやったって、見てしまう。これが、私の「思考のノイズ」になったんですよね。
気がかりポイントを見えなくしてスッキリ
カーテンを洗濯した後、ハンガーにかけて干し、息子の部屋の入り口に引っ掛けておきました。
ドアを開けてカーテンを掛けたことで、ドアが視覚から消え、この景色がすごく気持ち良く感じました。

どうも、これは夫も同じように感じたようでした。
白いカーテンを掛けたことで、壁と一体化してスッキリした景色になったからでしょうか。
ドアを白く塗ったら、スッキリするかな〜という考えはあったのですが、こんな簡易的な方法でも良さそうです。
じゃあ、柄の布ならどうだろうかと、試しに掛けてみました。

うーん、違いました。
ということで、カーテンをあえて一枚余らせて、突っ張り棒で引っ掛けることにしました。

冷暖房が不要な、この季節限定の方法になりますが、気に入ったので、真夏まではこれで過ごそうと思います。
部屋から受ける影響は大きい
子どもが大きくなったら使おうと思って、今は物置になっている部屋。
子どもが一人暮らしを始めたので、そのまま物が残っている部屋。
そんな部屋はありませんか?
最近は、リビング学習が増えてきたので、子ども部屋は、ほぼ物置という話も聞きます。
その状態でも、心からOKと思えているなら良いですが
「片づけなくちゃ」「片づけたい」「どうしようか…」
という気がかりになっているのなら、何かアクションをするのがオススメ。
部屋がスッキリする以上に、考える時間と心の負担が減るスッキリ感を味わえます。
無意識ではありますが、いつも心の片隅に「片づけなくちゃ」があるのと同じですから。
今回、私も、改めて実感しました。
気がかりなことはありますか?
部屋で過ごす時、どんな気分ですか?
GWお時間ある方は、一箇所でも片づけしてスッキリするのも良いですよ。
部屋は使ってこそ活きる
物も、空間も使ってこそ価値があります。
もし、物置部屋になったとしたら、物置として使いやすく整えれば良いと思います。
『部屋として使いたい』と思いがありながら物が置かれると、どっちつかずで
「物が出し入れしにくくて使わない」
「部屋として落ち着かないから使わない」
となってしまいます。
部屋をどう使うかを自分で決めて、その目的に合うよう整えるのが正解。
自分の生活に合わせて部屋を使う。これは家づくりも同じだと思います。
先日、我が家に遊びにきた友人の子どもが、空いた息子の部屋で遊んでいました。
大人は、リビングでゆっくり。
物があることで豊かになることもありますが
物がないことで豊かになることもあるますよね。
これらは、どう活かすかに繋がっているな〜と感じた、息子の部屋の片づけとなりました。
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