幼稚園の保護者向けに講座を開催しました

9月に開催した講座のご報告。
幼稚園の保護者の方からご依頼いただき、長久手市内にある幼稚園にて、片づけ講座をさせていただきました。

目次

片づけは自立を育てる

講座のタイトルは

「自立につながる 親子で取り組む片づけのキホン」

収納術のノウハウに頼る前に、知ってほしいことをお伝えしました。

実は、片づけって子どもの自立を助けるコミュニケーションなんですよね。

片づけは、「綺麗にすること」「物を減らすこと」と理解している方が多い気がします。

「スッキリ綺麗」や「物が少ないこと」が片づけの正解だと思っていると、子どもの行動にイライラしがちで、叱ったりイライラすることが多くなるのではないでしょうか。

片づけで、子どもの「できる」「やってみたい」「お手伝い」「自信」を育んでいただきたいと思っています。

お母さん大好きな時期だからこそ

幼稚園に通う頃のお子さんは、親の愛情を素直に受け止めてぐんぐん成長する時期。


怒ってばかりで過ごしていたら、もったいない!(子どもが大学生になった今だから、心から思います)

親子の信頼関係をつくる土台づくりの時期と意識してみるといいのではないでしょうか。

家が安心安全な場所と思えることは、子どもの成長に大切な要素のひとつと思います。

私には「片づけ」の意味をとらえ直してもらうことで「片づけなさい!」と怒る機会を減らして欲しいという思いがあります。

受講者のご感想

掲載許可いただいた感想をご紹介します。

「片付けは自己理解、相手を理解する事」という内容が刺さりました。自分だけが勝手に頑張っても良くないんだなぁと思った。

・キレイにするだけが片付けではない事、色々と考えが変わりました。

大人目線でしか考えられていなかった。子供と対話して子供の気持ちもふまえて片付けを考えていきたいです。

・「元の場所に戻す」が一番大事だと再確認できたけど、子供はそれがどういう事か分かっていないかもと思いました。

子供をやる気にさせる環境作りが重要なんだと気づきました。

・とても勉強になりました。片付けないと捨てちゃうと言ってしまうので気を付けます。

・そもそも子供が片付けるには物(おもちゃ)が多いとわかりました。「自分で自分の事ができる」と自信をつけさせてあげたいと思いました。

・やることを減らして、楽に片付けができる仕組みを作ろうと思いました。

・子供の視界の狭さについて勉強になりました。


・子供の年齢別の片付けを促す声かけや、収納方法を教えて頂けると嬉しいです。

ありがとうございました!

ご依頼いただいたキッカケが、以前に小学校PTAで片づけ講座をさせいていただいのですが、そこで「受講して楽しかったから」とのこと。

下のお子さんの幼稚園で役員になられて、また講座をやって欲しいとご連絡をいただいたことが、とても嬉しかったです。

その子に合う方法は人それぞれ

ご感想にあった「子供の年齢別の片付けを促す声かけや、収納方法」を知りたいという声ですが、これは、本当に悩ましいんですよね。

答えは無限にあるし、お子さんによって違うから。

個別にご相談をお受けして、具体的なお悩みやお子さんの様子などをお伺いした場合は、ご提案できますが、講座やセミナーでは基本のキだけお伝えしています。

どんな言葉掛けをしたときに、子どもが嬉しそうか。どんな収納がやりやすいかは、人それぞれ。

お子さんを観察して、色々と試してみると良いと思います。

観察して検証する!

観察するコツは、すぐに手や口を出さず、客観的に子どもを見ること。
「親戚の子」の感覚だと良いかもしれませんね。

例えば、お友達のお子さんは良いところが見つけやすかったりしませんか?

わが子を、ちょっと気持ちに距離感を持って見てみると、どう対応すると良さそうか、ヒントが見つかりやすいと思います。

夫婦も同じ。
「夫のやり方が気に入らない!」なんて話は、よく聞きますし、それが片づけの不満につながっていることも多いです。

夫の人間観察だと思って見ると「そもそも、探すことにストレスなさそうだな〜」とか「決まった場所に戻さないけど、いつも同じ場所にちょい置きしてるな〜」とか発見があるかもしれません。

自分自身の行動も客観的に見てみると、片づけやすい方法が見つかったりします。片づけは「自己理解」が必要なんです。

自分がやりやすい片づけ方と、子どもがやりやすい片づけ方は違います。

自分を理解するとともに、子どもを知ることが、子どもが自分でできる片づけを見つける手掛かりになります。

片づけに近道はありません。色々と試してみてください。


「自己理解と片づけ?」とご興味あれば、ぜひオンライン片づけでお待ちしています。
作業を進めることで自分のクセに気づき、改善したり受け入れたり、よりストレスのない方法へと暮らしをシフトチェンジしていく感じです。「コーチングみたいですね」と言われたことも。

一緒に計画を立てながら、ご自分のペースで取り組んでいただきます。片づいただけではなく、生活が変化するのを感じられる方が多いです。

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