私の仕事部屋は、リビングとつながる和室。
「以前は和室だった部屋」というのが正しいかもしれません。
今は、畳ではなくフローリング風の床にDIYしました。

コロナ禍がきっかけで、ワークスペースを作って5年ほど。
快適なスペースになるよう、試行錯誤しながら模様替えしてきた経緯をご紹介します。
建築士で片づけのプロ
ライフオーガナイザー
あさおか まみ です
プロフィール
https://kura-sing.com/profile/
気軽にものを買わない!家にあるもので試す
新しく部屋を用意しようとなると、つい家具を購入したくなりますよね。
例えば、
「子どもが小学校へ入学するから、子ども部屋を用意しよう。学習机も買わないと!」
と、学習机を購入。
でも、結局勉強はダイニングでしていて、机は物置状態…なんて話はよく聞きます。
私も、この場所を作る前はダイニングテーブルで仕事していました。
新たに部屋を用意したものの「やっぱりダイニングで仕事した方がいいかも?」という可能性も…。
ということで、最低限のもので工夫してみることに。
ホームセンターでベニヤ板を買ってきて、板を組み合わせて簡易デスクを作成しました。

ちなみに購入したベニヤ板、今は猫トイレの目隠しに使っています。
「普通は、家に板はない!」と言われましたが… 例えば、収納内で使う可動棚。
収納の中あまり使っていない物を整理したり、ギュッと寄せて収納したりすると、1段空くことはよくあります。
その空いた棚の一段を、スタンディングデスクに使ったり、カラーボックスを机の脚にして簡易的デスクにしてみる、
というのも、即席ワークスペースになります。

デスクは70〜75cmくらいになるように組み合わせてくださいね。
収納内をワークスペースは、扉を閉めたらスッキリ見えるのでオススメです。
失敗はない!試行錯誤のプロセスが大事
新しいことを始めることなのに、一気に100点を目指そうと思ってませんか?
もちろん、事前にしっかり計画して準備するのも良いですが、これができる人ばかりではないですよね。
「用意してみたもののしっくりこない…」となり、そのまま放置。
どうしていいのか分からず、進まないなんてお悩みもよく聞きます。
私は、気分を変えたくてよく模様替えをします。
机の向きを変えたり、収納の場所を変えたり、ものの配置を変えたりすることで、気分が変わったり、快適になったり。
もちろん、「あ、なんか違う」ってこともあります。
こちらは、どっち向きで座るといいか、試行錯誤している時の写真。

「部屋の方を向いてると、なんか気分上がらないな〜」
「景色が見えると気分いいけど、集中しにくいな〜」
「とりあえずものが置ける台が近くにあるといいな〜」
こんな風に、やってみて感じたことを
「じゃあどうしたら改善できそう?」
「これは良かったから活かそう」と、
ちょっとずつ変えていっているのです。
模様替えも、片づけも、このプロセスは同じと思っています。
今の状態を、自分の気持ちとリンクさせて具体的に言葉にすることで、改善点が見えてきます。
気持ちがマイナスの状態で止めてしまったら、それは「失敗」かもしれません。
でも、次のアクションを起こせば、失敗ではなく「進化」です!
このレイアウトに至るまでにも、進化をたどっていますw

要不要の判断基準は1年で変わる
このワークスペースを作って3年。
2023年の春、息子が大学進学で一人暮らしをすることになりました。
引っ越しのために息子の部屋を片づけると、自分で作ったデスクは持っていかないと。
不具合はありますが私が使ってみることにしました。
最終的には、私が使いやすいデスクを購入したのですが、その経緯がこちら。

また、コロナ禍にiPadを購入したのことで、紙の資料がずいぶん減りました。
雑誌はタブレットで見ることが増え、必要な部分が画像で保存するようになり、紙の雑誌を見ることが減り、必要なページはiPadに残すようになりました。
2〜3個のファイルボックスにまとめていた雑誌は、ほとんど処分。本は、模様替えのたびに見直しをするので、手放す本が出ます。
メルカリで売れそうな本、まとめて古本として宅配で買い取ってもらうもの、処分するものと分類。
家具を動かそうとすると、中のものを取り出すので、必然的にものの見直しにもなるのです。
家族の変化は、ものの見直しが進むきっかけにもなりました。
スペースが生まれると可能性が広がる
そして、最近もまた模様替えをしました。
ものの見直しをちょこちょこやっていたので、押入れにあった私のものが減り、収納グッズが不要になり、押入れ上段に空きスペースが!

押入用の収納棚は、「押入で使うもの」という思い込みがありましたが、取り外しても問題ありませんでした。
そこで、押入れに収納している物の配置を変更。デスクと棚、猫トイレなど家具類も移動して模様替え。
すると
・バッグをポイっと置けるスペースができた
・一時置きができる余白スペースができた
・本棚に入れていた引き出しが有効活用できた
と、以前より格段に使いやすくなりました!

インスタのリールでは、実際の片づけ作業や帰宅動線が分かるので、どんな使い方かが具体的にイメージしてもらえると思います。
片づけてスペースができると、いろんな使い方の可能性が広がります!合わせて模様替えをすることで、楽な動線にもつながります。
「模様替え」と「片づけ」は、日々の暮らしを最適化するための大事なプロセス。
ワークスペースを作ってみようと考えている方の参考になると嬉しいです!
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建築士で片づけのプロ
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あさおか まみ
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