日本ライフオーガナイザー協会の本に掲載していただきました。
こちらの本、日本ライフオーガナイザー協会の認定講座では、サブテキストとして使われています。
協会の理念、片づけ方なども掲載され、片づけのプロのライフオーガナイザーは、実際に自宅をどうしているのかを事例とともに見られます。
私も、今年からライフオーガナイザー2級認定講師として、講座を開催できるようになり、自分が掲載している本を使って、講座ができるなんて光栄です。
建築士で片づけのプロ
暮らsing あさおかまみ です
片づけサポート・間取り相談・片づけ講座やっています
(対面・オンライン)
掲載されてるなんていうと、美しい素敵な家に住んでいるのだろうというイメージを持たれるかと思いますが、生活感のある家になっています。
もちろん、掲載されている事例には、収納がそろった美しい家もあります。
しかし、それが片づいた家の正解ではないということも分かる本になっています。
「ホテルライクな部屋」が理想ですか?
最近、このフレーズをよく見かける気がします。
「ホテル」と「家」は、全く用途が違うので、誰しもが理想として掲げるのは、ちょっと疑問。
それぞれ空間に求める事が全然違うので、注意が必要です。
ホテル = 旅・癒し・非日常
家 = 生活・日常・家事・生産
つまり、空間を作るときの目的やゴールが違います。
ただ漠然と、ホテルのような部屋にしたいだと、実現できるのは寝室くらいと私は思っています。
ホテルかはともかく、理想の部屋にするために、まずやってみて欲しいことをまとめてみました。
ちょっとでも近づくための方法として、参考にしてみてください。
理想は細分化して考えてみる
例えば下の写真を見て「こんなリビングにしたい!!」と思ったとしても、実際は・・・
こんな白い窓じゃないし、明るくないし、テレビはテレビ台の上にあるし、ソファーをこんなにゆったり並べたら床がなくなる!!
というのが、現実だったりするのではないでしょうか。
自分の家とは違うのだから、そのまま当てはまらないのは当然。
でも、素敵!こんな風にしたい!という気持ちは重要!
イメージを広げて憧れることは気分も上がります。
そんな時、その選んだ理想の写真の、どこが好きなのかを具体的に拾っていく作業をします。
例えば・・・
左右対称にオープン棚があるのが素敵。
カーペットとソファーの色が同じで上品。
ガラス板のテーブルがおしゃれ。
オープン棚に生活感がないのが憧れる。
などなど、見て感じたことを、できるだけ具体的に言葉にしてみてください。
この写真の通りにはなりませんが、自宅に取り入れられそうな事はないでしょうか?
「オープン棚の中の物は、別の場所に移動したらスッキリできる」
「そもそも、棚の中の物って、最近使ってないかも?」
具体的な行動が見えてくると思います。
まず一つの場所に集中する
片づけにお悩みの方からよく聞く言葉は
片づけをしたい気持ちはあるし、片づけたい。
でも、何からどうやって始めて良いのか分からないので片づけられない。
というお悩みです。
「あれもこれもとやらなくちゃ」と考えず、まず1ヶ所だけやりきってみる。
片づけも、マルチタスクではなく、シングルタスクで。
一つのタスクに集中してやり切る。
おすすめなのは・・・
・簡単にできる事(物)
・場所が限定できる所
・思い入れのない物
・よく目につく場所
気合が入っていても、欲張らないのが重要です。
「もうちょっとやりたい」くらいで止めておきましょう。
じゃあ、どうやってやったらいいの?
そんな時に、この「ライフオーガナイズの教科書」を参考にしてみてください。
順番や手順が載っています。
「読んでやってみたけどできない」
そんな方もいらっしゃると思います。というより、できない人のが多いと思います。
片付けは、色んなことが複雑に絡み合っています。
片付けができないと感じている方の、片付いた理想の部屋の姿が「ホテルのような部屋」だったとしたら、それは難しいと思います。
家族と一緒に生活している方は、そもそも思い通りにならないと思った方が良いくらい。
それぞれの個性や特性を持ち寄った人たちが、雑多に暮らす家は、散らかるのが当たり前。
じゃあ、どうしたら良いか?どうしたら暮らしやすくなるのか?
その自問自答の答えが片付けなのです。
本に紹介してあるのは、片づけの事例の一部。
そして、基本のやり方です。
出来なかったら、ぜひ、プロの手を借りて欲しいと思います。
片付けは出来て当たり前ではない!という常識が広がると良いなと思っています。
困った時は、ぜひ、お近くのライフオーガナイザーの手を借りてみてください。
訪問してもらうのは勇気がない、という方は、まず講座を受講するのも一つです。
日本ライフオーガナイザー協会認定講座もオンラインにて開催しています。
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