部屋の印象や使い方に影響大!18年使い続けて感じる丸いダイニングテーブルの魅力

今の住まいになって18年以上。入居を機に、4人掛け長方形のダイニングテーブルから、丸いダイニングテーブルに買い替えました。

今でも、気に入っているダイニングテーブル。長年愛用して思う、購入して良かった点や、使い心地などをまとめました。

家具の買い換えや、新たな購入を検討している人の参考になれば嬉しいです。

まみ

ライフオーガナイザー・一級建築士  あさおかまみです
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丸いと片づけたくなる

丸いテーブルは、角、隅がありません。

隅はものを“寄せたくなる”場所。その隅がないことが、私の「片づけた口なる」気持ちにつながっているように思います。

このことについては、月に1本ほど記事を書いている『片づけ収納ドットコム』でも記事にしました。

片づけ収納ドットコム
片づけがはかどる?!丸いダイニングテーブルのおすすめポイント3つ - 片づけ収納ドットコム ダイニングテーブルは四角いものを使っていますか? 片づけのプロが丸いダイニングテーブルを使ってみて、四角よりも良かったと思うポイントをご紹介します。

丸いテーブルにものを置こうとすると、どこに置いても安定せず気になるのです。

食事をしようと椅子に座ったとき、何か置かれていると気になるので、空いている椅子の上に移動させています。

移動させたものは、食後や時間ができたタイミングで元の場所に片づています。

丸い家具を部屋に置く効果

部屋に置いている家具を見渡してみると、四角い形が多いですよね。
そして、部屋も四角い。

家具は直線の壁に配置するので、四角い方がレイアウトしやすく安定します。

先ほどのテーブルの話に戻ると、四角いテーブルの片側にものが溜まりやすいのは、隅に寄せることで安定するから。
四角いテーブルを部屋に見立てると、壁に物が寄せられている状態と同じ。

なんとなく、四角いテーブルだとものが溜まりやすい感覚が伝わりますか?

家具は四角い方がメリットが多いので、直線でできているものが多いですよね。
部屋に直線や角のある家具が並ぶ中、曲線のあるものを置くと空間がやわらぐ効果が出ます。

我が家は、LDKが直線に並ぶ長方形の部屋。
真ん中にダイニングテーブルがあるので、空間をやわらげてくれているのを強く感じます。

照明もセットで考える

また、雰囲気をつくるのには、照明も大切。
丸いダイニングテーブルの真ん中に、ペンダントライトが来るよう配置しています。

このマンションの入居では、丸いテーブルにしようと決めていましたが、照明を取り付けるための引っ掛けシーリングの位置は決まっています。

引掛シーリングの場所は、キッチンのカウンターに対して、長方形のテーブルを直角に配置する想定で、位置が決められていたのではないかと思います。

写真の赤丸が、引掛シーリングの場所。テーブル配置のイメージを書き加えてみました。

丸テーブルを配置する場合、キッチンカウンターと丸テーブルの間に、人が通れるほどのスペースが必要です。(60cmくらい)

写真のように丸テーブルを置くと、引掛シーリングの位置とテーブルが合わないのです。

そこで、ダクトレールを取り付けて、ペンダントライトの位置を調整できるようにしました。
2灯のライトは、揺れてもぶつからないよう高さを調整して取り付けています。

食卓の明かりは、料理が美味しく見える、電球色がおすすめです。

勉強するには使いにくい!?

ダイニングテーブルでは、子どもがお絵かきや宿題をしたり、書き物をしたり、仕事をしたりと多様に使われることも多いですよね。

食事以外の作業で使う時間が長い方には、もしかしたら丸テーブルは合わないかもしれません。
これは、私の実感も込めて。

丸いテーブルと、四角いテーブルで、座った時の作業の範囲を図に書うてみました。

四角いテーブルの場合、目の前の手が届きやすい範囲が全て作業の範囲となりますが、丸いテーブルの方は、体に近い作業スペースが減ります。

紙や本は四角いです。紙を広げる、本やノートを並べるなどする場合、丸いテーブルだと、手が届きやすい範囲が減ってしまいます。

パソコンを使いながら、横に資料を置きたい場合、使いやすい場所に並べられず、ちょっとしたストレス。

机に色々広げて作業したい人(特にお子さん)には、使いにくさを感じることもありそうです。
また、テーブルでお子さんの宿題を見るという方には、隣に座ると斜めで対峙するので、手元の見にくさを感じるかもしれませんね。

私は以前、ダイニングテーブルで仕事をしていましたが、このような使いにくさを感じて、今は仕事部屋を作って、四角い(長方形)の机で仕事をしています。

実際に丸いテーブルに座ってシュミレーションするのがオススメです。

食事やだんらんには丸テーブルが合う

丸テーブルは、隣の席の人と真横ではなく、斜めになるのがポイント。
横を向かなくても、隣の席の人の顔が見えます。

来客があったときには、特にこの良さを感じます。

丸テーブルを囲んで座ると、みんなの表情が自然と眺められるので、会話がしやすいですよね。

来客が多い場合、丸テーブルは椅子を足して座ってもらえるのもオススメです。
こちらも、片づけ収納ドットコムの記事を読んでいただくと分かりやすいと思います。

一緒に過ごした人との時間が心地よいものとなれば、部屋の印象も良いものになりますよね。

好きで買った家具に愛着が持てるのも、こういう時間の積み重ねがあるからこそと感じています。

丸テーブルを選ぶときに考えると良いこと

新たに購入を考えている方がいらっしゃったら、生活スタイルに合わせて、次の3つを検討してみると良いと思います。

1、大きさ

我が家のテーブルの大きさは、直径105cmの4人用です。
家族3人で問題なく使用していました。(今は、夫婦2人の生活)

もし4人家族で、子ども2人が高校生くらいに大きくなってきたら、4人揃っての食事のときは、ちょっと狭いと感じる場面もあったかもしれません。

これは、料理を食べる量、食事のスタイルに関係してきます。

真ん中に大皿料理を置いて、みんなで取り合う形であれば、むしろ手が届きやすくてちょうど良いかもしれません。

それぞれ、定食風に配膳して食べるスタイルだと、作業範囲が小さくなるので、狭いと感じるかもしれません。

毎回家族が揃って食べる、バラバラが多いなど、食事のスタイルによっても、必要なテーブルの広さは違いそうです。

伸長式の丸テーブルもあるので、来客がある方は対応できるのを選ぶのも一つですね。

必要な大きさのテーブルを配置したときに、テーブル周りの動線の確保、余白スペースの有無について確認するのも重要です。

2、脚の形

丸いダイニングテーブルは、脚の形が色々あります。

我が家のテーブルは4本脚なので、脚の間に椅子を入れる形で、基本は4脚の椅子が収まるようになっています。

座る人数が増えたときに、椅子を加えて座ることはできますが、場所によっては、机の脚が邪魔になってしまうこともあります。

大勢で使うことが多い場合、テーブル天板の直径の大きさと合わせて、テーブルの脚の形にも注目すると良いです。

1本脚タイプですと、椅子が自由に配置できるのでどこでも座れますし、人数も固定せずに座れるのが魅力です。

見た目の印象も違うので、色々と見比べてイメージを膨らませてみてください。

3、素材

ダイニングテーブルに限らずですが、家具の素材は、部屋の雰囲気やメンテナンスにも関係します。

我が家のダイニングテーブルは、ナラの無垢材。ときどきメンテナンスが必要です。
過去に、傷がついた天板を削ってもらいメンテナンスをしてもらったことがあります。

その時の記事はこちら。

自宅でのメンテナンスでは、ヤスリをかけたり、油を塗ったり。

素材が、突板(表面に天然木を貼った板)の天板だと、削ったりはできません。

表面の塗装の種類などによっても、メンテナンスの方法は違うので、確認されると良いと思います。

脚はスチール製のものもありますし、形状によっては、かなり重いテーブルになるので、模様替えやレイアウト変更の可能性がある場合は、重いテーブルだと移動も大変です。

ガラステーブルも素敵ですが、お子さんが小さかったり、私のようにうっかりが多い人には、ぶつけたりする可能性が高いので慎重になった方が良いと思います。

汚れやメンテナンスを気にしたくない人でしたら、メラミン素材の天板も選択肢の一つかもしれません。
色や柄のバラエティーが豊富なのも魅力ですよね。

食事メインのコミュニケーションに向いている

私の主観はおおいにありますが、食事が好きで、食を介して人と時間を共有するのが好きな人は、丸テーブルが向いていると思います。

家具はカッコ良いだけではなく、使う人のライフスタイルにフィットしてるかが大切。
暮らしをより快適にしてくれるツールのひとつです。

まずは、自分の生活スタイルや、部屋での過ごし方、動線などを考えた上で、新たな家具を迎えるのをオススメします。

部屋の家具レイアウトの相談などもお受けしていますので、お困りのことがある方はご相談くださいね。

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