どうなりたいか?を決められた時に物が手放せる

片づけとは、決めることだとつくづく感じます。

「捨てられない」理由は様々ありますが、物と行動と心は関係しているんだと、お客様と接して思います。

名古屋市・長久手市・日進市を中心に

正しさより私らしい暮らしへ 納得と満足の暮らしづくりのサポートをしています。

片づけサービス・間取り相談(ご訪問・オンライン)承ります。

暮らsing あさおかまみ です

目次

物を手放すのは生き方を決めること

片付けのためにお客様のお宅へ訪問すると、減らしたい思いはあるけれど手放すことができない物について、色々とお話を伺いします。

 

先日お伺いしたお客様も、なかなか手放せない物がありました。

それは『将来、使うかもしれない』ので、今は捨てることはできない物。

かつ、手放したら買うことができないし、もう一度手に入れることが困難。

今の仕事を続けるのならば、もう使わない可能性が高い。でも、やってみたいと思っている仕事に就いた場合は、使うことになりそうということでした。

それは、物の要不要の話ではなく、安定した仕事でこのまま仕事をするのか、確約できない未来でも自分のやりたい事をやるのか、という生き方の選択でした。

自分がどう生きるかと物は繋がっている

安定か、チャレンジか。

どっちを選ぶかは、その人の価値観。どっちを選んでも、正解も間違いもありません。

・・・だから、悩むんですよね。

私が、オーガナイザーという片づけの仕事をする前、料理教室の先生になろうと考えていた時がありました。

子どもにご飯を作るようになって、食の重要性を強く感じるようになり、料理教室に通って学び始めたのがきっかけ。

料理のことをしながらも、設計とは違う形で、また家に関わる仕事がしたいという思いが湧いてきました。
その後、ライフオーガナイザーを取得。
料理の仕事も続けてはいましたが、二つの専門を極めるのは難しいと実感。

私は、建築士の資格を活かして役に立てる片づけの仕事を選び、料理の道は諦めました。

諦めると決めてから、料理の仕事に関する書類や資料、本、道具などを処分。
スペースを空けるためでもありますが、自分の決意とやることを明らかにするための儀式だったように感じます。

今も、料理をすることは好きですが(もちろん、時には面倒でやりたくないこともあります…)食材の効果とか栄養とか、理論的なことは考えず、感覚的に料理しています。

やっていたことが無駄だったのではなく、片づけ作業は、キッチンが一番好きな場所ですし得意な場所でもあります。

当時、学んでいたことが活かされたり、お客様への提案になることもあり、今でも役に立っています。

捨てるかを迷っているのではなく自分の未来を迷っている

使っているかどうか。
その基準だけで判断できないものは、自分のこれからの決断ができないからかもしれません。

高齢者の方が、物が捨てられないのは様々な要因はありますが、物を捨てることで、自分の先の可能性を閉ざしてしまうようで出来ない、という話を聞いたことがあります。

捨てることで、可能性も捨ててしまう感覚。

使うかもしれないというのは、可能性を感じられているからとも言えます。

『もう出来ない』と、決めてしまうことは、辛いこと。

物を持ち続けることが、可能性や希望を持ち続けることと繋がっている、という視点は、その話を聞くまでは考えたことがありませんでした。
  

例えば、趣味の物なども、この類の物。

昔はまっていた趣味も、仕事や子育てで、やれる時間もないまま過ぎていく…
でも、時間ができたらやりたい!と思っている。

手軽に材料が揃えられる物なら、一旦手放してしまった方が、メリットは多いかもしれません。
収納スペースができるし、以前より安く良いものが購入できる場合もあります。

一方、高価な物や、手に入りにくい物の場合は、手放すのに躊躇します。
どっちにも決断することができず、持ち続ける事に。

そんな物に含まれるコト。

やりたいと思っているのに、できていない現実。
今はできていないけど、いつかやりたい気持ち

現状と、自分の気持ち。
この先、やるか、やらないか。

これを天秤にかけて、決めるしかないんですよね。

未来は有限

迷う時間も必要ですが、ずっと決めずにいたら時間を浪費してしまいます。

年をとるごとに、未来は有限だと気付かされます。

『やりたいと思っているのに、できていない現実』を自分に突きつけているのは、辛い。

本気で思っている事こそ、辛い。
自分で自分を苦しめる…

 

手放しにくい物をどうするのか、決定する期限を決めるのは一つのやり方です。
それは、自分の迷う時間のタイムリミットを決めること。

 

私たちは、思っているよりも、あっという間に年を取ってしまう。

年をとるほど、可能性が減っていく現実を目の当たりにして、どんどん手放せなくなっていきます。

「できない事実」を持ち続けるのも、生き方。
「できている事実」だけを見るのも、生き方。

迷うのも、労力が必要です。


できるだけ楽に生きるために、決められることは決めていく。
諦めることはやめてみる。

何に注力するのか?という視点も持つ必要ですよね。

私も迷っているアレコレのタイムリミットを決めよう。

物の整理をするには、思いを整理するのが先。
ライフオーガナイザー入門講座は、思考の整理をするための講座です。

4月は満席になりました。
次回は5月28日(金)開催予定です。



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